荻久保 美知子
- 愛称:ごり -
織物
アメリカ合衆国、ナバホ・インディアン居留地のアメリカ先住民、ナバホ族は自分たちのことを「ディネ」(ナバホ語で「人々」という意味)と呼びます。
彼等の生活の中心の羊(ナバホ語で羊のことを「ディベ」という)は人々に食料をもたらし、その毛はディネの伝統芸術であるナバホ織の材料となって、唯一の現金収入に結びつき、長い間人々の暮らしを支えてきました。チュロは光沢のある美しい毛を持ち、織物はもちろんのこと、厚手のセーターを編むのにも適しています。ナバホ族は彼等特有の竪機を使って、さまざまな模様に織り上げてゆきます。それぞれの模様には意味があり、ナバホ織りは世界的にも有名で、市場ではとても高価な値が付けられています。
彼等の生活の中心の羊(ナバホ語で羊のことを「ディベ」という)は人々に食料をもたらし、その毛はディネの伝統芸術であるナバホ織の材料となって、唯一の現金収入に結びつき、長い間人々の暮らしを支えてきました。チュロは光沢のある美しい毛を持ち、織物はもちろんのこと、厚手のセーターを編むのにも適しています。ナバホ族は彼等特有の竪機を使って、さまざまな模様に織り上げてゆきます。それぞれの模様には意味があり、ナバホ織りは世界的にも有名で、市場ではとても高価な値が付けられています。
ナバホ・チュロは、光沢のある、すべすべした肌触りの長い毛を特色とする羊で、雄の中には4本角を持つ羊もいる。
元々の起源は、今から約400年前の1598年、スペイン人の植民者、ドン・ファン・デ・オネイトがもたらした。チュラ・シープ、古代のイベリア種羊に由来する。病気に強く、繁殖力にも優れ、その環境に適応する能力は、新大陸の植民者の暮らしを長い間支えた。
ナバホの人たちがいつ羊を手に入れたかは定かではない。白人の歴史の本では、スペイン人が羊をもたらしたのが通説になっているが、ナバホの口承伝説によれば、スペイン人の到来以前から、マウンテン・シープと呼ばれる羊が存在した、と言われている。しかしその系譜は明らかでない。
紡ぎと織りの文化を持つ民族が、植民者によって初めて羊の存在を知った、と言うのは合点のいかない話だ。しかし、ネイティブ・アメリカンの歴史に関しては、この手の通説がまかり通っている。「アメリカ」サイドからすれば、コロンブス以前の歴史は未だ白紙も同然なのだ。 さて、そうしてスペイン人によって新大陸にもたらされたチュロは、ナバホの略奪者集団によって、ナバホの手に渡った。(といわれている。もちろんこれについてもナバホ側からの反論はある。)
その後新大陸からメリノ種、ランブイエ種が紹介奨励され、チュロの血は次第に希薄になっていく。
羊とともに暮らすナバホも、合衆国との戦争、また連邦政府による「ストック・リダクション」(家畜の大幅削減、1990年代に家畜による土地の侵食を防ぐことを目的として、羊をはじめ大量の家畜が殺された。)によって、たくさんの羊を失う。
そうして1970年代、ナバホ・チュロはほぼ絶滅に瀕することになる。
その現実を憂慮し、種の保存に乗り出したのが「ナバホ・シープ・プロジェクト」(ユタ州大学内)で、1977年、ナバホ居留地北東部シップロック地域で、チュロの生き残りが発見されたことが発端となった。その後、1987年に「ナバホ・チュロ・シープ協会」が発足され、今もナバホ・チュロの保存活動は続いている。(現在協会に登録のナバホ・チュロは約2500頭)
現在ナバホ・チュロは、北部ニューメキシコ、そしてナバホ居留地の辺境地に生息するのみといわれている。※スピナッツより引用
元々の起源は、今から約400年前の1598年、スペイン人の植民者、ドン・ファン・デ・オネイトがもたらした。チュラ・シープ、古代のイベリア種羊に由来する。病気に強く、繁殖力にも優れ、その環境に適応する能力は、新大陸の植民者の暮らしを長い間支えた。
ナバホの人たちがいつ羊を手に入れたかは定かではない。白人の歴史の本では、スペイン人が羊をもたらしたのが通説になっているが、ナバホの口承伝説によれば、スペイン人の到来以前から、マウンテン・シープと呼ばれる羊が存在した、と言われている。しかしその系譜は明らかでない。
紡ぎと織りの文化を持つ民族が、植民者によって初めて羊の存在を知った、と言うのは合点のいかない話だ。しかし、ネイティブ・アメリカンの歴史に関しては、この手の通説がまかり通っている。「アメリカ」サイドからすれば、コロンブス以前の歴史は未だ白紙も同然なのだ。 さて、そうしてスペイン人によって新大陸にもたらされたチュロは、ナバホの略奪者集団によって、ナバホの手に渡った。(といわれている。もちろんこれについてもナバホ側からの反論はある。)
その後新大陸からメリノ種、ランブイエ種が紹介奨励され、チュロの血は次第に希薄になっていく。
羊とともに暮らすナバホも、合衆国との戦争、また連邦政府による「ストック・リダクション」(家畜の大幅削減、1990年代に家畜による土地の侵食を防ぐことを目的として、羊をはじめ大量の家畜が殺された。)によって、たくさんの羊を失う。
そうして1970年代、ナバホ・チュロはほぼ絶滅に瀕することになる。
その現実を憂慮し、種の保存に乗り出したのが「ナバホ・シープ・プロジェクト」(ユタ州大学内)で、1977年、ナバホ居留地北東部シップロック地域で、チュロの生き残りが発見されたことが発端となった。その後、1987年に「ナバホ・チュロ・シープ協会」が発足され、今もナバホ・チュロの保存活動は続いている。(現在協会に登録のナバホ・チュロは約2500頭)
現在ナバホ・チュロは、北部ニューメキシコ、そしてナバホ居留地の辺境地に生息するのみといわれている。※スピナッツより引用
「ナバホ・チュロの店、ディベ」は四百年の伝統を持つナバホ・チュロの羊毛を日本のスピナーの皆様に、そしてスピリテュアルなネイティブ・アート、ナバホ織りを、アメリカ最後の先住民、ビッグマウンテンのディネの織り手から特別に提供いたします。
取扱商品については「作品集」をご覧下さい。
取扱商品については「作品集」をご覧下さい。
主な講習内容:
ナバホ織り、リジット機を使った織り物教室。染め、紡ぎなどの実践。紡毛機、ナバホスピンドルを使った紡ぎ。原毛から織りまでの行程を勉強します。糸は、アリゾナの大地で採集した草木で染めアリゾナの太陽で媒染された美しい糸を使います。インディアンスピンドルによる紡ぎ講習もできます。
橋本教室:
入会金:なし
時間:AM10:30〜PM5:00
費用:初回のみ、12000円、(講習費、材料費込み)
次回から講習費のみ、6500円
上田教室 : 4000円
一日体験コース:
入会金:なし
時間:AM10:00〜PM4:00
費用:12000円、(講習費、材料費込み)
ワークショップは随時、受け付けております
お問合せやお申し込み、また開催日時等のご相談はにてご連絡お待ちしています。
ナバホ織り、リジット機を使った織り物教室。染め、紡ぎなどの実践。紡毛機、ナバホスピンドルを使った紡ぎ。原毛から織りまでの行程を勉強します。糸は、アリゾナの大地で採集した草木で染めアリゾナの太陽で媒染された美しい糸を使います。インディアンスピンドルによる紡ぎ講習もできます。
橋本教室:
入会金:なし
時間:AM10:30〜PM5:00
費用:初回のみ、12000円、(講習費、材料費込み)
次回から講習費のみ、6500円
上田教室 : 4000円
一日体験コース:
入会金:なし
時間:AM10:00〜PM4:00
費用:12000円、(講習費、材料費込み)
ワークショップは随時、受け付けております
お問合せやお申し込み、また開催日時等のご相談はにてご連絡お待ちしています。
日本で唯一ナバホ織りの道具と材料が揃うお店です。
ナバホ織り教室もやっています。
上田教室、橋本教室、富士見教室のみ(4月〜10月)
現地在住(アメリカ、アリゾナ州)のズニ(日本人女性)が現地の人たちから
ウールを買い求め、洗い、工場で糸にしてもらって、それをアリゾナの草木で染め
日本へ送ってくれます。
現地でも素晴らしい糸と称されています。
アリゾナの太陽で媒染された色は素晴らしく美しい色合いをしています。
その美しい糸でナバホのデザインを織り上げていきます。
興味のあるかたはぜひ本物を見てください。
ナバホ織り教室もやっています。
上田教室、橋本教室、富士見教室のみ(4月〜10月)
現地在住(アメリカ、アリゾナ州)のズニ(日本人女性)が現地の人たちから
ウールを買い求め、洗い、工場で糸にしてもらって、それをアリゾナの草木で染め
日本へ送ってくれます。
現地でも素晴らしい糸と称されています。
アリゾナの太陽で媒染された色は素晴らしく美しい色合いをしています。
その美しい糸でナバホのデザインを織り上げていきます。
興味のあるかたはぜひ本物を見てください。
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〒386-0018 長野県上田市常田2-19-12 萬ビル1階
TEL080-5109-6709
午前10:30〜午後5:00(不定休)